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無料体験レッスンの申込み4歳頃までは幼児向けの、リズムの良い曲で、体が自然に動くようなものが良いでしょう。最近はマザーグースのような古い歌だけではなくて、大人が歌っても楽しめる新しい曲もあります。不思議な事に子供たちが好む曲は、同じものが多いようです。 「Head & shoulders」「Bingo」「Hokey Pokey」などは、どの子も大好きです。お子さんに色々な歌を聞かせてみて、気に入ったものを抜粋し、遊んでいる時や車の中で、繰り返しかけてあげると良いでしょう。私自身は歌で英語が話せるようにはならないと考えていますが、次の点に注意すれば有効だと思います。
4歳以上の子供たちは、幼児向けにこだわらずに選曲してみましょう。映画やドラマの主題歌やCMソングのように子供たちがよく耳にする曲など、良いかもしれません。この年齢の頃から複雑な曲や歌詞を好むようになります。これまでの年齢のように意味を理解させる事が目的ではないので、大人がすぐに歌えないようなものでも構いません。聴く力が優れていて、口や舌の筋肉が柔軟なこの年齢の子供たちは何度か繰り返し聞くと、口ずさむようになります。とにかく、子供たちが「聞きたい」「歌いたい」ものがベストです。
4、5歳の頃になると日本語の語彙がどんどん増えてきます。この頃にたくさんの英語表現を聞かせてあげることは、とても効果的です。CD選びと聞き方は次の点に注意しましょう。
文章のパターンが、場面説明、独り言、会話などのように色々あると理想的です。イギリスやアメリカだけでなく、カナダやオーストラリアなど様々な国の方の声が聞こえてくるともっと良いですね。
ディズニーなどのアニメや子供対象のテレビ番組、DVDを見せている方が多いようです。リスニング力に長けている子供たちを見ていて感じるのですが、「子供対象」のものにこだわらなくても良いと思います。映像を見て、子供たちが理解でき、興味を持てるような内容であれば、繰り返し見せてあげましょう。子供たちが見る前には、次の点に注意すると効果的です。
何年か前に、2歳のお子さんがお家でCNNニュースがかかっているテレビの前でじっと聞いていて、驚かれたお母様がいらっしゃいました。幼児期は言語の音を好むそうです。意味が分からないような、速い難しいものはダメだと思わないで、英語がいつも耳に入ってくる環境を与えてあげることはとても大切です。
日本語に限らず、本を読むことは言語習得に欠かせない大切な事です。自分で文字が読めない時期は、周りの大人が読んで聞かせて「本を読むのは楽しい」と気付かせてあげましょう。
本を選ぶ時は、やはり子供たち自身が「おもしろそう」と思えるものが良いです。私の教室では、表紙を見せて、「これはこんな話だよ」と物語の大意を話します。読んで欲しいと興味を示した時は、ページをめくりながら日本語で説明します。一文ずつ訳すのではありません。擬声語なども入れながら面白おかしく説明してあげると喜びます。何度か日本語で説明してあげていると「英語で読んで」と言うようになります。それまで待ちます。自分から「読んで」と言うと、長い英語表現でもちゃんと最後まで聞いてくれます。
洋書は絵が複雑で文字の少ないものもあります。そんな時は「〇〇はどこ?」「これはなに?」「〇〇はいくつある?かぞえてみようか?」など、いろいろ質問しながら読んであげて下さい。何度か読んで、慣れてきた頃に英語で質問してあげると、良いですね。
「私の下手な発音でもいいのでしょうか」とおっしゃるお母様がいますが、Japanese Englishでも構いません。お母様の一生懸命さが伝わって良いと思います。きれいな発音は専門の講師に任せてください。洋書に興味を持って、英語を自分で読んでみたいと思ってもらうことが目標です。
以上の4つが私のお勧めする「英会話力をお家でも伸ばす方法」です。
これらの4つに共通する最も大切なことは、『毎日、休まず続けること』と『決して性急に結果を求めない』ことです。継続は語学習得には不可欠です。休まず続けるコツは、歯磨き、入浴、食事などのように毎日必ず行う事の前か後にするように習慣づけることです。CDやDVDを毎日続けていると、「せっかくこDをかけているのに、聞いてない」とか「これだけ見せているのに、なんでリピートしないの?ちゃんと見なさい」という言葉が出てきたりします。いつの間にか「させなきゃ」と思い始めます。でも、押し付けると子供たちはやる気をなくし、吸収する力も半減してしまいます。英語の環境を提供し続ける事に徹してください。何をどう吸収するかは子供たちに任せようと思って取り組んでください。とても難しいことですが、子供たちの為に頑張りましょう。